世田谷区の子育てひろば「おでかけひろばぶりっじ@roka」と、「赤ちゃんへの語りかけ講座」に、文京区の子育て支援関係者や親子4組で2016年11月17日午前中、視察&参加をしてきました。
ぶりっじ@rokaはNPO法人せたがや子育てネットが世田谷区から受託して運営している子育てひろばです。月曜から金曜の10時から15時まで、誰でもふらっと立ち寄れる場としてオープンしており、土曜日も月1回、開けているそうです。サルサとかネイルとか、子連れで来られるイベントも適宜開催されています。いずれもワンコイン程度の料金で、講師はもともとひろばに遊びに来ていた方だったりするそうです。
一時預かりも1日3人受け付けており、専任の保育士さんがいます。上の子の保護者会に行くとか、美容院に行くとか、息抜きをするのでも構いません。名称も「一時預かり」ではなく、「ハッピーセパレーション」となっています。
もともとUR都市機構が整備した団地の1階の1室を活用しています。母体となっている方たちは、下北沢でカフェをやっていて、そちらで続けられなくなってどうしよう、というときに話が来たそうです。子ども用の手洗い場もあるし、トイレには子ども用便器やおむつ交換台があり、デッキがあり、広くはないものの、設備面は充実しています。おもちゃ類は手作りしたものもあるそうです。
なんといっても、外は緑がいっぱいで、とても駅近の便利な場所にあるとは思えません。別棟の集会所もイベントや会合に使うことがあるといいます。この日は、岩手県遠野市に通い詰めて阿部ヤヱさんからわらべうたの伝承を受けている木津陽子さんによる「赤ちゃんへの語りかけ講座」でした。予約制で、ワンコインです。子育て支援者も1500円で参加できます。
遠野ではわらべうたとなぞかけと昔話で子どもを育てたといいます。それにより、表現力、考える力、聞く力を養ったそうです。赤ちゃんには、生まれた直後から「ンコー」と語り掛ける「ウンコ語り」をはじめ、おむつ替えのときや寝返りを打ちそうなときなどに声掛けをします。特に「7つの気持ちを表す」と言われる月齢に応じた7つの語りかけは、今すぐ実践することができ、とても勉強になりました。ポイントは赤ちゃんの名前を呼び、しっかりと目を合わせることだそうです。
たっぷりの学びを得た1日でした。