遠野に伝承されてきた子育ての知恵、リズムある言葉で(KIDUKUBA第17弾)

20160328わらべうた始まり

遠野のわらべうたに学ぶ子育て講座第2弾が、3月28日、さきちゃんちで開かれました。

20160328わらべうた説明2

岩手県遠野市に通い詰め、阿部ヤヱさんから手ほどきを受けた講師の木津陽子さんが、生活の中にわらべうたと昔ばなしなどを組み入れて子育ての知恵を伝承していった遠野流の子育てについて、実践し、解説をしました。

20160328木津さん
生まれた直後から高い声で「ンコー」と声掛けをする「ウンコ語り」。手首を回しながら「てんこ、てんこ、てんこ」。グーパーしながら「にぎ、にぎ、にぎ」。手を打ちながら「てうち、てうち、てうち」。首を振りながら「かんぶ、かんぶ、かんぶ」。ちょちちょち、なでなで、ばんざーい。「まねる」「こたえる」「意思を出す」「ほめる」「はずかしい」「おいしい」「うれしい」の7つの気持ちを育てる声かけです。

ポイントは、単純でリズムがある言葉の繰り返しだそうです。

20160328木津さん説明

赤ちゃんの目を見て、名前を呼び、声かけをする。それが赤ちゃん時代にやる遠野の「わらべうた」です。遠野では、夜にお年寄りが昔ばなしを語り、なぞなぞで考える力をつけ、わらべうたで知恵を伝承したそうです。わらべうたと昔ばなしとなぞなぞは3点セットなのだそうです。

20160328手遊び

今回は1歳以上のお子さんもいたので、赤ちゃんへの声かけだけでなく、手遊びや昔ばなしも語っていただきました。もちろん、子守歌も。遠野に伝承され続けてきた子育ての知恵の一端を、伝授していただきました。

 

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