「すみません」より「ありがとう」「手伝います」を/育休から復帰するパパママのための座談会(KIDUKUBA第16弾)

育休復帰座談会3

育休から復帰するパパママのための座談会が、3月12日13時半からさきちゃんちで開かれました。4月の復帰に向けて、何かと不安を抱えがちなパパママに、先輩の話を聞いてもらう機会をつくることがねらいです。

まずは社会保険労務士で、自らも文京区内で子育てをしている新田香織さんが、出産・育児関連の法律や制度について解説しました。制度はもちろん、両立のためのものですが、上手な利用法として新田さんは、職場の理解と協力を得ることがポイントだと言います。「すみません」より、「いつもありがとうございます」を。さらにもう一言「お手伝いしますよ」。子育て中でなくても、早く帰りたい人はいます。できる範囲ではあるけれど、いくらでも手伝うという一言や姿勢があることが大事だといいます。

育休復帰座談会

また、妻だけが制度を使うものだと思い込んでいないでしょうか。夫にも制度を利用してもらうことで、たとえば週1回、夫が早く帰って来て送迎や食事作りをするだけで、その日、妻が働くことができます。その人、その家庭に応じて、上手に制度を活用したいものです。

女性活躍のためのココロエも、伝授していただきました。「仕事のチャンスがあれば挑戦を」。まずやってみて、と新田さんは呼びかけます。とはいえ、やはり子どもは第一に。目先のキャリアダウンやキャリアキープにとらわれず、長期目線で。細々とでも続けていれば生きることもあり、必ず道は開けることを信じて、あきらめないこと。そして、家事育児は2人が共に主担当という自覚を持ち、共有すること。「不安や悩みがあると思いますが、必ずなんとかなります。チャンスがあれば、失敗を恐れずにやってみましょう」。先輩からの力強いメッセージをいただきました。

育休復帰座談会2

ほかにも、さきちゃんち利用者である池田愛子さんからの復帰体験も発表されました。時間を上手に使うこと。夫の関係では、感謝の気持ちを忘れないこと。保育園によって準備するものややってもらえることが違うことなども出されました。すぐに調理できる時短レシピも配られました。参加者は新田さんや池田さん、先輩ママたちを囲んで質問し、こじんまりと、終始なごやかな会となりました。

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