9月28日(月)、サロンゆるっとの時間内で、水野佳さんによる「おんぶと抱っこの講座」が開かれ、9組19人の方が参加してくださいました。
人気の抱っこひも「エルゴ」が広まっていますが、この商品はハワイ生まれで外国人体形仕様のため、日本人が使うと低い位置に赤ちゃんがきてしまい、肩や腰に負担がかかるともいわれています。抱っこの基本は、おでこにキスできる位置、親のおへそより上、互いのおなかがくっつくこと。講座では、まあるい抱っこや、緊急時に逃げる際、ファイヤーマンがよくやるわきに抱える抱き方などを講師が解説し実践しました。
抱っこひもは、子どもを運ぶためのベビーキャリアではなく、子どもを身にまとう、ベビーウェアリングという考え方があります。講師の水野さんは、おんぶについても、親の頭と同じ位置に赤ちゃんの顔がくるよう、重心を上に持ってくるコツを伝え、「両手があき、家事ができる」「お母さんと同じものを見ることで赤ちゃんの社会性が身につく」などのおんぶの効用を解説していました。
お話しのあとは、背負子、もっこ、おんぶ紐、エルゴ、モンベル、兵児帯など7、8種類の抱っこひもを参加者が試しました。
アンケートでは「勉強になった。共通の悩みを持つひとがわかって励みになった」「いろいろなひもを試せてよかった。もっと早く知りたかった」「ベビーキャリアとベビーウェアリングの概念に目からウロコ」「おんぶの仕方が勉強になった。生まれる前に講座を受けたかった」といった感想が寄せられました。「子どもの対応に追われじっくり話を聞けなかった」「抱っこの基本をもう少しみっちり学べるとよかった」という意見もありました。